イリモノづくり

デザインは身近にありました。要るもの作ろう イリモノづくり。

しぜんとじんこう、まもる、そろえる

しぜん

じんこう

素材という観点としたとき、

座面と背もたれ、すなわち触れる部分は、しぜんである。

しぜんには温もり、心地よさ、やさしさがあり、

周囲環境によく馴染む。

構造部はじんこうである。

強度、耐久性、耐候性などの、機能性により特化するために、

じんこうのものが使われる。

どちらかが良くて、どちらかが悪いわけではない。

それぞれを補うことが、よりよい使い方である。

まもる

色を放ち、音を鳴らす。

それらを合図に、人は立ち止まり、進む。

信号がルールであり、

そのルールが人の流れをつくる。

人の動きをコントロールする。

色と音によって、

人の安全をつくりだしている。

まもるべきルールにより、身がまもられる。

そろえる

男女を模したイラストと、

必要であれば、黒と赤、もしくは青と赤の配色で、

Rest roomのサインは成り立つ。

それだけの構成であっても、

同じものは無いぐらいの多様な種類のサインが存在する。

シンプルで、視認性が良いアイコンを用いるよりも、

周囲のテイストとそろえるイラストや色を用いることで、

より全体としての統一感が生まれる。

複雑なイラストや構成であっても、

淀みのないノイズの少ない空間をつくることも場合によっては可能となる。